退院、そしてただいま♪

4月27日9時 面会
週明け月曜日のせいで待合室は満員、お犬さまだらけ…今週からGW突入ですからね。
あいにくのスッキリしないお天気で小雨がパラついたりで肌寒い、夕方以降はもっと下がるかと思うと心配なくらいの朝でした。
ここ数日の在宅演習の利尿剤の服用には自宅でも飲ませていたメチオニンタブのサプリをを使い、薬を埋め込んで飲ませて下さってました。
Tantanさんは幸いこのサプリが大好きなので、食欲が戻った今は何の疑いもなく喜んで薬入りでも食べていたようです。
そう思うと半信半疑ながらおやつ代わりのサプリ導入も役に立ったことになります。
普段のフードだけでなく、間食のこのサプリの件もお話していたのでそれをうまく利用して予後の投薬に負担のないようにとの主治医の配慮が嬉しいです。
夕方まで様子を見て大丈夫であれば予定通り退院と決まり、顔を見るだけで早々と後にしました。

午前中から午後にかけて自宅での準備。
今回の一番の在宅予後についての課題は酸素の設備。
住めば都とはよく云ったもので5日間でtantanさんは病院の酸素室にすっかり慣れてしまったので、少なくとも退院後数日だけでも自宅での環境に順応させるための手段が必要になったのです。
私達が普段自然に呼吸している空間の酸素と云われるものは空気中の20%程度のものです。
人間も動物も同じですが、呼吸器や心肺機能に疾患をもっていると普通に呼吸をしていても何処かうまく機能しないがために血液中に上手に酸素を取り込めなくなってしまいます。取り込む量が少ないとその程度によって、息苦しかったり、頭痛や吐き気が起きたり、ひどい時には呼吸困難になったりするのです。
Tantanさんの場合は心臓の筋肉の収縮に異常をきたしたがために、身体の中でいろいろな機能が全部狂いだして停滞してしまったということです。
呼吸は心臓と連動していますから、心臓がうまく動かないと呼吸もうまく出来ない訳で…それは同じ空間にいて同じように呼吸していても同じ条件で取り込めないということ。
そのために少しだけ有利な条件にしてやることが出来るのが酸素室の役割なのです。
Tantanさんが酸素室を自分から重用しているのが病院でもよく解っていたので、テルコムという業者さんから動物用酸素ハウスと濃縮装置をお借りすることにしました。
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25日の土曜日に電話でお願いをして直ぐに手配をしていただけました。
テルコムの酸素ハウスは器材、ハウスともに全て患者(飼い主)個人のレンタル制。
病院は関与していません。
特に獣医さんから強く薦められたわけではなく、こちらが最終的に導入を決めました。
酸素ハウスはプラスティック製でW80D60H55くらいの結構な大きさのものです。
前方の扉も観音開き、手入れ作業目的の窓も2ヶ所、室温計、湿度計が前方につき室内をしっかり管理することが可能です。
病院の酸素室は前方以外は側面も後方も壁ですから、今回のものは全てクリアで見渡すこともできるせいか窮屈さや圧迫感がありません。
実はこれは中型サイズで小型サイズがあるのですが、小型サイズは丸くして眠れないような細長い形状なので姿勢が限定されて窮屈そうに思いこちらにしました。
広さがあるため、普段に使用している猫トイレがそのまま楽に入ります。
その横でTantanさんの大きさでも余裕でいつものうつ伏せ寝スタイルが可能です。
ただ室内の空気を取り入れて濃縮した酸素をチューブでこのハウスに送る仕組みなので母体の小型の冷蔵庫(重量;30kg位)くらいの濃縮装置は結構な作動音を立てます。
熱を持つわけではないのですが、音が大きいので室外に置いて延長チューブで室内に引き込むというのが多くのパターンなのだそうで、我が家もその方法をとっています。
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お迎えに行く前に室内温度を熱いくらいにエアコンで暖め、ハウスの中の温度も高くなるように仕向けます。
というのは炭酸ガスや二酸化炭素をうまく排出させるために全く密閉状態にならないように中の酸素濃度が下がらない程度に計算された穴が予め設えてあり、広さもあるため本当に熱い夏のような環境でない限りハウス内だけが温室効果で周りと格差をつけることはありません。
むしろ流れてくる酸素は湿り気も帯びた冷たい感触のものなので設定した温度がいざ酸素を流し込み始めるとうまく充填される頃には3℃程度軽く下がってしまうのです。
さすがにここのところの調整が難しく、23℃環境で流し始めた酸素ハウスはtantanさんをいざ連れて帰った20時前には20℃をきって19℃!?正直青ざめました。
出かける前の試運転でどうにも思うようにならなかったので、急遽こんな時期になってドラッグストアを2軒探して湯たんぽを購入してきました。
それでいて湿度が50%切っているんですから、それではかなり冷たく感じるでしょう…
23時を過ぎてハウス内は室温24℃湿度56%まで上げることが出来て、tantanさんはようやく湯たんぽを枕にうつ伏せ寝で寝始めました。

自宅への車の中で緊張感からキャリーの中で大量にオシッコをして、あんなに酸素室が気に入っていたくせにさすがに家では不本意だったのかいざ入れてみたらご機嫌を損ねてしまいました。
が直ぐに解し、お水も飲み、21時を過ぎるとしっかりご飯を強請り、残さず食べた後にちゃんとコロコロとした理想的な排便も出来ました。
どうやら在宅初日、なんとか朝を迎えられそうです。

Totoちんですが、お互いが緊張するので暫くは隔離することにしました。
Tantanさんが安定したら少しずつ短い時間で会わせることを考えようと思います。
彼はこうして目の前に帰って来ました。
1日1日を大切にゆっくりと過ごしてゆきたいと思います。